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JUNE
ちっく
わーるど
黒塚の宿
空虚な孤独を満たせるくらいの長い時間、彼につきあってゆくもの――周は、それになりたいのだと思った。
篁岑の肩に額をこすりつけ、抱く腕に力を込める。
身体を伸ばし、 篁岑はされるがままになっていた。
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