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太陽の西 月の東

                     「太陽の西 月の東」
                         ――裏話的世界設定――

                  「『太陽の西 月の東』の設定なぞ知らぬわぁぁぁっ!」

                   ……なんて思わず叫んでしまった方も大丈夫☆
                  ここは何と、『太陽の西 月の東』シリーズの設定を
                  出来る限り暴露しちゃおう!というページなのです。



        時代  天狗は神として考えられていた時代……が初期設定。今は不明。
             天狗は、実は異界の貴族に対する民間における総称。

        場所  桂沙という架空の国。モデルは室町時代の京都と長安をブレンドしたつもりだったが、
             某雑誌に紹介されたときには「中国風ファンタジー」と位置付けられ、本人は面食らった。
             本格的な中国物を書いている方々に申し訳ないじゃないか。
             ちなみに、「都」を「宮師」と書いて「みやこ」と読ませるのは(ややっこしいね)
             室町時代の象徴として使ったつもりだった。ま、いいんだけどね。

        社会  人間界の「常界」と「異界」が存在する。

        背景  常界を治めるのは内裏を頂点とする陽鳳殿。
             異界を監視する桂月宮は政治から切り離された独立機関なので、                
             内裏といえど 口は出せない。総責任者は(信心深くない)最高神官。
             内裏は光,宮は闇を象徴。
             体制上、宮は管下の礼をとっているが,本来は同格。

        異界  満月の夜、異界との通路(破翔廊 はじょうろう)が開くと、
             アヤカシ(妖魔)が侵入し易くなる。
             小者は通路通過中に駆逐されるが、消滅しないと常界に出てきてしまう。 
             破翔廊を通過するには一定レベル以上のパワーが必要。
             つまり、界を越えられるアヤカシは強力。
             桂月宮および陽鳳殿の最高機密。
             異界が認めた訪問者以外は貴族も含め、抹殺許可の契約あり。

      アヤカシ  常界では主に「鬼」と称される。
             形態は各種。人間の肝を食らう、人肉食い、オーラ食いなど各種。
             高等なアヤカシになるほど人間を欺く能力が強い→寄生、憑依など。
             妖気(?)感知能力がある人間ではないと見分けがつかない場合が多し。

        狩人  かりびと、と読んでね、プリーズ。
             アヤカシ討伐がお仕事。桂月宮に所属。世間には内緒のお仕事♪

     ファッション なんと! 初めは15世紀頃のアラビア貴族っぽいイメージでした。
             あ、ターバンはなしね。
             場所は長安、衣装はアラビア、おまけに名前は和名という無茶無理無謀な設定は、
             誰にも想像してもらえず、断念。
             挿画をつけてくださる田近画伯のイメージで中国風に決定される。
             この国には服にも身分区分があります。




メインキャスト
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         春風  はるかぜ、と素直に読んでね。
              20代前半。最高神官「夏井」と異界の姫様「律」との間に出来たハーフ。
              桂月宮を継承。異界に関する全権を担う。いわば、異界と常界とのバランスをとる 
              封印のような立場。
              碧がかったはしばみ色の瞳と亜麻色の髪。べっぴんさんだが、食えないおぼっちゃま。
              アヤカシの精(オーラ)を食うとんでもないお人。
              食らったままにしておくとアヤカシ化してしまう、かもしれない。
              もちろん世間には内緒。一般的には象徴として認められているだけ。
              エネルギー体(幽体離脱ってやつか?)になって異界に遊びに行けるが、無事に帰って
              来られる保障はないという、いい加減な能力を持つ。あとは内緒。
              名前をクリックすると画像が見れます。

          山吹  春風の乳兄弟。だから同い年だよね。
               狩人の責任者。春風の右腕的存在。
               アヤカシに侵された妖気を浄化する能力あり。勿論、その能力は内緒。
              かつて春風がついうっかり異界に行っちゃったとき、一緒に引きずり込まれた。
              異界で樹精に襲われ(慕われ?)どうやら一部その妖気に寄生されてしまったらしい。

         真岳  年の頃は春風たちと同じくらい。狩人。
        (またけ) 山吹直属の部下にして、春風に憎悪を向ける困ったちゃん。
              命令違反は日常茶飯事、アヤカシ狩りはほとんど趣味かも。
              苦労がたたり、若いのに胡麻塩頭(でもハゲてはいない)。
              シリーズ 「月 星ヲ食ス」では春風暗殺計画の実行者として登場。
              一言でいえばすっごく運の悪いヤツ。でもおニブだからへこたれないところが売り?



                メインじゃないけど、ワガママな人達


         夏井  春風の父親。異界と契約した張本人。
              かつて異界への供物として捧げられた経歴あり。
              異界でふわふわしている奥さんと、死んだらそっちに行くから待っててね、みたいな
              約束を守るため、非情にも息子である春風に自分の魂を異界に送らせる。
              詳細は語れないが、これって、結構自分勝手だよな……。

         律    夏井の押しかけ女房。
        (りつ)  春風出産直後アヤカシにより殺害。幸いにして?魂だけは異界に帰ることができたのだが、
              肉体は消滅しているため界に戻っても実態はなく、ふわふわ漂っている。
              いまだ夏井に恋して、夏井の魂が来るのを楽しみに待っている。
              男冥利に尽きるか、恐いと感じるかは人によるだろう。



                   敵役だけど憎めない人々


         樹音  むらね/「太陽の西 月の東」に出演。
              外見は18才くらいの美人(♂)。しかしてその実態は……?
              山吹に惚れて異界から会いに来てしまった、健気なヤツ。
              人型を保つため人のオーラを食らう必要があるが、その手段はちょっとエロチック。


         影輝  しょうき/「月 星ヲ食ス」でキーワードになる異界からの訪問者。
              痩身だが力だけで人の身体を破壊できるほどの力持ち。ハンサムさん。
              アヤカシに寄生されたあげく物狂いとなった異界の貴族。肝食い。
              真岳の妹を襲い、殺した張本人と思われているのだが……?



                     悪役bPのあなた


         ニの命 にのみこと/出演作は「月 星ヲ食ス」
              内裏の実弟にして春風の叔父さん。42、3才てところだろう。
              陽鳳殿執政府のトップ(時代劇でいえば家老のようなもの)で、側近中の側近てやつですね。
              学者然とした風貌に冷たい目というギャップが象徴するように、立派な変態な悪役さん。
              春風暗殺計画の立案者。




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